ありふれた初心者向けの外国為替証拠金取引の教科書では「損失が生じた場面ではナンピンすることでポジションの買い付け価格を小さくする」等と記述されているが実際はナンピンには大きなリスクが隠れています。75-13-44

ナンピンの方法に関して分かりやすく説明しておこう。75-20-44

たとえば、1ドル=100円でドルを買ったとします。75-15-44

$買いのため、ドル高に推移するほど儲けが出ますが、思っていたのとは逆に1ドル=95円まで円高・ドル安に推移したとします。75-17-44

そのままの場合持ち続けたとしたら、プラスになるためには損した分、円安ドル高が進まなければなりません。75-18-44

マイナスはなるべく早く0にしたいと考えます。75-12-44

それを解決するためはじめに注文したのと同じだけの$を、エントリーします。75-9-44

そうすると、全体の価格は1ドル=97.50銭まで低くすることができる。75-6-44

要するに、2.50円の幅で円安ドル高に向えば損を回復できる。75-14-44

それが、ナンピンの方法です。75-7-44

こういうふうに、ナンピン買いのロジックを耳にすると、「その通り」と考えたりするが、為替は簡単には問屋を卸してくれない。

1ドル=95円より下がらないとは誰にも分かるわけがありません。

たとえば、相場が強い円高基調であるならば、1ドル95円では収まることなく更に一段の円高ドル安が加速する可能性が高いです。

仮に、97円50銭でナンピン買いをして、1ドル=95円まで円高ドル安に向ったらナンピンしたポジションについても為替差損が生まれることになってしまいます。

この状態では、初めに持ったポジションと合わさって二重の為替差損を被ることになる。

この例のように、ナンピンは大変です。

ならば、為替があなたのシナリオとは逆向きにさっさと向う場合、どの対応で危機の確率を回避すればいいのでしょうか。

この場面では選択する手段は限られています。

最初のひとつは観念して、損切りをすること。

もうひとつの手段としては、その段階で、自分が保有している買いポジションを縮小することで再度マーケットが戻るのを何もしないで待ち望む事だけです。

かなり受動的な術だとおっしゃる人もいるだろう。

しかし、自分が保持しているポジションにマイナスが生まれた場合、一番効果のある対策はこれ以外にはないです。

無論、ロジックとしては、ナンピンをする対策も有効です。

しかしナンピン買いはマイナスになっているのに、ポジションを無くすどころかそれとは反対にポジションを買い増していく対策です。

これでは、危機を制御することなどどう考えても可能ではないと思ったほうかいいだろう。

ナンピンを続ければその内勝てるかもしれない。

だがしかし、それ以前に投資資金はショートしてしまいます。